老化したラットおよび一酸化窒素シンターゼ阻害剤とデキサメタゾンで処理されたラットの、大動脈におけるアンジオテンシン変換酵素と活性酸素および窒素種の活性に対するタキシフォリンの効果
Arutyunyan TV, Korystova AF, Kublik LN, Levitman MKh, Shaposhnikova VV, Korystov YN.
Age (Dordr). 2013 Dec;35(6):2089-97. doi: 10.1007/s11357-012-9497-4. Epub 2012 Dec 28.
[概要(翻訳版)]
アンジオテンシン変換酵素(ACE)に対するタキシフォリンの作用と、老化したラットおよび一酸化窒素合成酵素阻害剤(Nω-ニトロ-L-アルギニンメチルエステル(L-NAME))またはデキサメタゾンで処理されたラットの、大動脈における活性酸素および窒素種(ROS/RNS)の形成が検討されている。大動脈切片におけるACE活性は、ヒプリル-L-ヒスチジル-L-ロイシンの加水分解を測定することによって測定し、ROS / RNS産生は、ジクロロジヒドロフルオレセインの酸化によって測定した。 30〜100μg / kg /日の用量のタキシフォリンは、老化したラットおよびL-NAMEまたはデキサメタゾンで処置されたラットの大動脈におけるACE活性を若い対照ラットのレベルまで低下させることが示された。タキシフォリン(100μg/ kg /日)は、L-NAME摂取により増加した大動脈内のROS / RNSの量も減らすことがわかった。 L-NAME治療は、大動脈でのROS / RNS産生に対する5-リポキシゲナーゼおよびNADPHオキシダーゼの寄与を増加させるが、タキシフォリン(100μg/ kg /日)は、これらの酵素を正常レベルまで減少させる。
[原文:Linked PubMed®]
original:Effects of taxifolin on the activity of angiotensin-converting enzyme and reactive oxygen and nitrogen species in the aorta of aging rats and rats treated with the nitric oxide synthase inhibitor and dexamethasone.