ジヒドロケルセチン(タキシフォリン)添加飼料を給与したブロイラーの抗酸化状態および成長成績について
Pirgozliev V, Mansbridge SC, Whiting IM, Arthur C, Rose SP, Atanasov A
Res Vet Sci. 2021 Dec;141:63-65. doi: 10.1016/j.rvsc.2021.10.001. Epub 2021 Oct 7
[概要(翻訳版)]
ジヒドロケルセチン(DHQ)は、タキシフォリンとしても知られ、シベリアカラマツ(Larix sibirica)からの抽出により商業的に入手できる天然抗酸化物質である。DHQを0、0.5、1.5および4.5 g/kg含む4種類の小麦-大豆ベースの飼料を調製した。各飼料は7〜21日齢の7つのペン(各ペン3羽ずつ)で自由摂取させた。DHQの体重増加に対する効果は、直線的な増加を示したが、全体として有意ではなかった(P > 0.05)。血中グルタチオンペルオキシダーゼは、食餌DHQの増加に対して曲線的な反応(L<0.001,Q<0.05)を示した(P<0.001)。この研究の結果は、食餌性 DHQ の補給は、鳥(ブロイラー)の抗酸化状態の改善により、1.5 g/kg 飼料より多いレベルで有益である可能性を示している。段階的な給餌プログラムにおける上限含有量および最適なタイミングを定義するためのさらなる研究が必要である。
[原文:Linked PubMed®]
Antioxidant status and growth performance of broiler chickens fed diets containing graded levels of supplementary dihydroquercetin